Ep.3 少年に接触

2/4
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/328ページ
面接官(アプリ) 「フルハウスのオープニング風に!」 ワッツ 「ドゥン、ドゥドゥドゥドゥドゥン、ジャーガーリーコー…………ジャガー!」 面接官(アプリ) 「ありがとうございました!」 ワッツ 「ドゥビドゥバッバダー」 ★ 場所は戻り、夜の日本の繁華街。 そこで少年は再び建物の屋上で、たくさんの人が行き交っている光景を見下ろしていた。 今日も悪い事をしている人はどこにもいない……平和で明るい街。 「…………」 少年は腕時計を見つめ、時刻を確認する。 「今日はもう帰ろうかな」 明日からは、別の街に行ってみよう。 少年は去ろうと、その場から立ち上がる。 するとその時だった。 「やっと見つけた……!」 「……っ!」 後ろの声に、少年は思わず振り返る。 そこにいたのは1人の青年。 知らない人……多分、初対面。 少年は突然現れた人物を前に警戒する。 この人誰だろう……。 やっと見つけたって言ってたけど、僕の事を知っている……? すると青年は少年に向けて話をし始める。 「お前が毎晩この街に現れるという事は知っている。大きな鎌を持ってな」 「……っ!」 青年の話に少年は更に警戒する。
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!