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面接官(アプリ)
「フルハウスのオープニング風に!」
ワッツ
「ドゥン、ドゥドゥドゥドゥドゥン、ジャーガーリーコー…………ジャガー!」
面接官(アプリ)
「ありがとうございました!」
ワッツ
「ドゥビドゥバッバダー」
★
場所は戻り、夜の日本の繁華街。
そこで少年は再び建物の屋上で、たくさんの人が行き交っている光景を見下ろしていた。
今日も悪い事をしている人はどこにもいない……平和で明るい街。
「…………」
少年は腕時計を見つめ、時刻を確認する。
「今日はもう帰ろうかな」
明日からは、別の街に行ってみよう。
少年は去ろうと、その場から立ち上がる。
するとその時だった。
「やっと見つけた……!」
「……っ!」
後ろの声に、少年は思わず振り返る。
そこにいたのは1人の青年。
知らない人……多分、初対面。
少年は突然現れた人物を前に警戒する。
この人誰だろう……。
やっと見つけたって言ってたけど、僕の事を知っている……?
すると青年は少年に向けて話をし始める。
「お前が毎晩この街に現れるという事は知っている。大きな鎌を持ってな」
「……っ!」
青年の話に少年は更に警戒する。
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