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私は心のどこかで
いつかは瑠生兄と結婚したいと思いながら
ずっと自分に自信が持てなかった
今までの私は
周りがどう思うかばかりを気にしていた気がする
でも瑠生兄は今、
たくさんの言葉を並べて
こんな私が良いのだと伝えてくれた
その気持ちを今は素直に受け止められる
『和泉は俺にとって唯一無二だから』
リサにそう言ってくれた瑠生兄
そして私にとっても瑠生兄は唯一無二の人。
瑠生兄の背中に手を回しゆっくり見上げる
「今日は私をここまで
迎えにきてくれてありがとう
会いたいと思っていたら
瑠生兄の声がして
本当に迎えに来てくれたとわかった時
嬉しくて
もう、絶対離れないって心から思った
私も瑠生を独占したい!
こんな私でよかったら
お嫁に貰ってください」
回した両手を瑠生兄の背中で強く重ね
瑠生兄の胸に耳まで赤くなった顔を埋めた
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