日常

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「なぁ、斗真。俺もうすぐ発情期だからさ、斗真をおじいちゃん家か、じいちゃん家に預けなきゃいけないんだけど、どっちが良い?」 おじいちゃん家が京夜の実家で、じいちゃん家が俺の実家だ。 「あ、そっか。とちゃ、はちゅじょうきなんだね!うーん、じちゃのおうちがいいかなー?」 「分かった。じゃあ連絡しておくな。明日と次の日が終わってから行くぞ」 「うん!」 斗真は預けることを嫌なことだと思っていないようだ。親からみるに。 良い子過ぎる! 発情期という言葉はΩがいる家庭では小さい子どもも知っている。性教育に関して発展国の中でもワーストクラスの日本はこの十年間改革を行っているからだ。 まぁ家は俺が自分で言うのもあれだけど、あっけらかんとしているし、京夜は子供の前でも絡んでくるから、改革云々は余り意識していない。 まぁ、あと斗真がαの可能性が高いから、Ωのことを知って貰おうというのもあったりする。
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