ヤンデレな彼女

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私は姫川香栖手瑠(ヒメカワカステル)。 年齢18歳。 職業はフリーターをしています。 今日はお休み。 私の周りでは不思議な事が起こりやすい。 今日も何かが起こる予感がします。 1.不思議な出来事 「TVでもつけてTV番組を見ようかな」 何か面白いのないかな。 「この番組面白いような気がする」 アニメかぁ。 アニメでもいいかな。 「このアニメ面白い」 「このキャラ、ヤンデレすぎるよ、怖いし、こっわ」 「誰がヤンデレなの?」 えっ? 誰? どこから聞こえてくるの? 私は 周りをキョロキョロ見る。 誰もいないじゃない。 「ヤンデレすぎてるの、怖いってば」 「またヤンデレって言ったね?」 また私に声が聞こえるようになった。 「誰なの? 出てきて、お願い、ホラーみたいな事はやめて」 「あなたの目の前にいるじゃない」 私の目の前にいる? 私の目の前にはTVしかない。 TVが声を出して私にお話しているの? 怖いよ。 まあいいや、きっと気のせいよ。 このアニメは本当に面白い。 それにしてもよくわからない。 私がヤンデレ過ぎてるよというの謎の声が聞こえる。 試しにもう一回言ってみようかな。 「ヤンデレ過ぎるのっ!」 というとTV画面に映っているアニメキャラがこっちに向いて 「誰がヤンデレなの? 教えなさいよ」 「えっ? 嘘でしょ」 私は驚いている。 TV画面に映っているアニメキャラが私に声をかけてきた。 まずい、これはまずい、出てきたりしないよね。 その時。 当然、TVが光り出して辺りが眩しくなる。 見えない、どうなっているの。 しばらくすると見えるようになった。 あれ? TV画面に映っていたアニメキャラが消えている。 どこに行ったの? 辺りを探す。 どこにもいない。 そうしていると 私の両肩に手が乗っかって 「誰がヤンデレなの?」 と言われた。 振り向くと アニメキャラの人がそこにいた。 「…………」 私は沈黙している。 TVから出てきたのかな?  すごい怖いね……。 「誰がヤンデレなの? ねぇ、誰がヤンデレなの?」 この人これしか言わないの? 怖すぎる。 この場合は逃げるしかないよね。 私はその場から走って逃げた。 「逃げちゃだめじゃない、私が貴女の事を飴玉にして舌でコロコロしてあげるのに」 いやいや、そんな事をされたらもっと怖いじゃない。 私は必死に逃げる。 「うふふっ、待ちなさいよ……」 捕まるわけにはいかない。 私はそこの角を曲がって隠れることにした。 足音が近づいてくる。 こっちに来ているのね。 じっとしていないと見つかる。
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