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「お主なんてことを言うんだ! この赤色マントのチャーミングポイントも分からないなんて許せない。西山ま~んがエリナお前を成敗してやろう」
西山さんはそう言ったかと思うと赤色マントをバサバサバサバサと靡かせ赤色マント攻撃をしてきた。
バサバサバサバサッバサバサッ、赤色マントがわたしを追いかけて来る。バサバサッ。
「うわぁ~」わたしは逃げる。
逃げる。逃げる。逃げたのに。
赤色マントがバサッとわたしの綺麗な顔に被さった。
「助けて~」
「はははっ、エリナどうだ俺の赤色マント攻撃に手も足も顔も出ないだろう」
西山さんは勝ち誇ったように笑った。
これは演技だけど悔しい。このわたしが赤色マントに手も足も出ないなんて。
顔ってなんだ。目の前は赤色マントの赤色の世界に覆われている。
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