そして、南の島でのオーディション!

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「いい加減にしなさ~い! 思ったことを言っただけよ! 何が悪いの? わたしは、英美利よ!」 わたしは、肩を怒らせて怒りに震えた。 すると、ずっと黙っていた浜本が、 「おいおい、英美利、みんながお前を見てるぞ」と言った。 我に返ったわたしは、周りを見回した。 すると、あちらこちらの席から、 「あれは、英美利ちゃんよね」 「わたし様な強気な女の子だよね」 「やっぱり、英美利ちゃんって怖いね」 なんて、ひそひそ話ながら、わたしを見ている、人々の姿が目に入った。
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