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そんなこんなで、わたしの叫び声とともに南の島沖縄に着いた。
飛行機を降りると生暖かい風がふわ~と吹いてきた。空を見上げると真っ青な空が眩しくて、今すぐにでも、海に飛び込みたくなる。
「さあ、英美利、バスに乗るぞ!」
浜本は、わたしの楽しい気分を打ち砕く。
「はい~? バスに乗る? タクシーじゃないの?」
「英美利、残念だな。俺達に金はない、さあ、バスに乗るぞ~」
なんて言ってさっさと歩き始める浜本。
「浜本、ちょっと~わたしの荷物を持ちなさい」
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