英美利の青春はお仕事だ!

22/40
前へ
/689ページ
次へ
「オーディションってなんのオーディション? わたしが、主役に大抜擢されるとか、あ、もしかして化粧品のポスター?」 わたしは、期待に胸をふくらませて聞いた。 「それがだよ、英美利。南の島に行って、泊まり込みオーディションがあるんだよ!」 浜本は、チッチと人差し指を左右に振り、絶好調の笑顔を浮かべて言った。 「え? 南の島? 泊まり込みオーディション? なんなの? それは……」 わたしの頭の中は、はてなで渦巻いた。
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加