英美利の青春はお仕事だ!

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浜本が頑張るんじゃないでしょと思ったけれど、ぐっと堪えた。いえ、堪えられなかった。言いたいことを言うのがわたし英美利なんだから。 「浜本、頑張るのはわたしだよ」 「だけど、俺も全力で応援するからな。頑張れ頑張れ、英美利~」 浜本は、拳を高く上げて頑張れだって。 「浜本、あなたって最高のお馬鹿さんだね」 「そうかな、英美利よりは賢いと思うぞ。うん」 浜本は、真面目な顔で、うんうんと頷いている。 「なんですって! 浜本~」 わたしの怒りは、メラメラとわいてきた。
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