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『良いね!来週の木曜日とかお互いシフト入ってなかったと思うし、夜どう?』
すぐにその返事に既読がつき、可愛らしいOKのスタンプが返ってくると俺の口元は自然と綻んだ。
我ながら単純だとは思う。
……何だか今日は頑張れそうな気がしてきた。
しかしーー
「あれ、また……」
再びスマホが震えメッセージを確認すると、そこには鵺雲さんの名前。
昂ぶっていた気持ちが一瞬で冷めるのを感じながら恐る恐るメッセージを開く。
『俺が出勤するまでに用意できてなかったら殺す』
俺は電車のドアが開くと同時にダッシュで降り、ホームの階段を駆け上がって歌舞伎町を目指したーー。
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