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「そ、そうです。……てかすみません、邪魔しちゃって」 「ホントだよ。良いトコだったのに」 男は肩ほどまで伸びている金髪を耳に掛け、ゴツいピアスを見せつけながら溜息を吐いた。 そして、組み敷いていた男へと拾い上げた下着を投げる。 「ほら、晴兎。起きれるか?」 「ん、うん、ありがとう」 晴兎(はると)と呼ばれた男がゆっくり起き上がると、俺の目の前には衝撃の風景が広がった。 ……この人達、双子?
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