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 雨月さんはシャツの胸元を開けたり、ピアスが耳にいくつもついているチャラ目の恰好に対し、晴兎さんはスーツのボタンをきっちりと閉め、どちらかというと清楚な印象。  顔は同じだが、まるで正反対の装いだ。 「つか、お前よく鵺雲の専属ボーイとかやる気になったな」 「いや、好きでやってるんじゃなくて色々事情が……」 「ロマネ・コンティ割った上に鵺雲のスーツ汚して500万の借金負ってんだろ?俺だったら鵺雲専属になるよかケツ使った方がマシだと思うね」  どうやら昨日俺が犯した失態については周知されてしまっているらしい。  ……というより。 「鵺雲さんってそんなにヤバい人なんですか?」
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