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「あ、昨日の子」
春名さんが俺の顔を見るなり大きな瞳を瞬かせ、そう呟いた。
「うはー!鵺雲さんに一晩で500万借金したのって君だったんだ!?ウケる!」
対して一夏さんは、昨日と変わらないテンションの高さでけらけらと笑っている。
何だか腹立たしくて堪らないが、グッと拳を握り締めて堪えた。
「春名と一夏はボーイの中でもかなり優秀だからね。色々教えて貰いなよ」
「へへ、晴兎さんあざーっす!先輩ボーイとしてみっちり仕込んどきますんで!」
一夏さんは晴兎さん達の方へビシッと敬礼してから俺の方へ向き直る。
「てなワケで、今から俺たちの仕事教えんね!こっち来て!」
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