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「あ、あ…諒太…良い眺め」
「……テメェ…覚悟しろよ?オレの努力を無駄にしやがって」
「いったいどんな努力をしたの?」
嵩彦がオレを見下ろしてニヤリと笑う。くそ、コイツはオレの知らない間にこんな笑い方を覚えたのか。全然動揺してない余裕の笑み。張り巡らせた罠にようやく獲物がかかって、それを満足気に見てほくそ笑んでいるようで腹が立つ。
ーーー何が腹が立つって、オレ自身が自分を〝獲物〟だと自覚してしまっていること。
「もう、黙れ」
そう言って、オレはフェラに集中した。尿道に舌を捻じ込んで亀頭を刺激しつつ利き手で陰茎を扱くと、唾液と先走りが混じり合ってクチュクチュと音が鳴り、自然と興奮を覚えた。
「…ん、ンッ…う、ふっ…」
やべぇ…
フェラしてる側なのに、こんなに気持ちイイとかありえねぇ。
反り返った亀頭が上顎を擦ると、背筋がゾクゾクする。思い切り深く咥えて、先端が喉チンコに触れると、苦しいのがキモチイイ。嗚咽が漏れそうになると同時に唾液が溢れて、嵩彦の陰毛はグショグショだ。
「んんッ、う、ぐっ…んふっ……はぁ、んッ」
「諒太ッ…ずこい、イイよ…やらしい眺め。ねぇ、僕の咥えたまま自分のもシゴいてみせて?」
「ん、は、いいぜ…」
言われた通り、自分のペニスを握り込む。さっきほんの一瞬触られただけだってのに、コイツのを咥えてるだけでバキバキに完勃ちしてる。自分のは利き手じゃねぇから上手く扱けないのに、見られてるってだけでイキそうだ。
「諒太の口の中…熱くてヤバいよッ……ねえ、出していい?諒太の口の中に出したいっ…」
答える代わりに、オレは更に深く咥え込んだ。陰茎を扱くのを止め、代わりに睾丸を揉んでやる。昨夜一晩ヤんなかっただけで、あとは毎日あれだけヤリまくってたのに、嵩彦の睾丸はパンパンで精子溜めまくってる。
ーーーコレ全部、オレん中に吐き出させてやるからな。
タマをやわく揉みつつ、思い切り唇を窄めて亀頭に吸い付く。合わせて、自分のモンを扱く手を早めた。頭上から喉を鳴らす音が聞こえ、同時に嵩彦のペニスが咥内で暴れる。
後頭部を抑えられ、性器が喉奥を突く。
嵩彦が、喉奥に射精した。
一瞬、目を剥くような快感が突き抜けて、オレもシーツの上に思いっきりブチまけてた。
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