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「あああァッ…!」
目の前がチカチカした。
オレの身体は男に貫かれる事に慣れている。そのキッカケを与えたのは嵩彦だし、監禁中だって何度も犯されて、オレの直腸はすっかり性器だ。それでも、全く慣らす事なく受け入れるには痛みを伴った。でも、その痛みが感じないほど今は興奮してる。それは嵩彦も同じようで。
「優しくできない」
「望んでねぇッ…!」
「動くよ」
「だから早く、しーーーひァッ!?」
オレが言い終わる前に嵩彦が律動を始めた。またニヤリと笑う。ワザとか。後でぜってー殴ってやる。
でも今はこの快楽に浸りたい。
激しいピストンに内壁を擦られ、次第に嵩彦のカタチに馴染んでゆく。クチクチと粘膜の絡む音がいやらしくて興奮はマックスだ。
「あっあっぁッ…ひッ…あぁッ!い、ぃッ…嵩彦っ……もっと突けよ!あぅッんっ…ぁ、アッ…!」
「やらしいね諒太…この十年、いったいどんな風に過ごして、何人にココを許してきたの?」
「今、はっ…関係ねぇ、だろ!?寝ただけの相手の人数なんてっ…い、いちいち覚えてねぇッ……アッんっ、あぁッ」
「……ふぅん、そうなんだ」
冷静な声。でも、こういう時のコイツこそ怖いものはない。ま、オレも分かってて言ったんだけど。
「諒太…あんまり俺を興奮させないでよ」
何だかんだで、コイツはドSだ。
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