ACT1 暴言吐きまくり女子だけどなんか可愛いのは何故だろう?

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 なにこの…102件とか言う、ちょっとドキュンな感じのlineの数は???  ライン102件。  うん…  考えれば考えるだけ、なんと言うか…恐ろしい数字に思えてくるな。  とりあえずlineを開いてみると、一番最初に飛び込んできた文字は『死ねよカス!』と言う言葉だった。 「え??」  思わす目が点になる。  とりあえず、一番最初の通知から読んでみるか…  9:30AM 『てっちゃん? まだ寝てるかなぁ? 約束10時だお~ 覚えてるよね~? 今日、レッスン付けてくれるんだよね~?』 送信者:きなこ 「あ…あぁぁあ…っあぁあああぁっ!?」  その名前を見た瞬間、俺は思わず、前のめりになって、ベッドから床に転がり落ちた。  派手な音と同時に天井を仰いだ俺は、もはや笑うしかできない。 きなこ…。 き・な・こ。 きぃなぁこぉおぉっ!! 「うっは!やっべ!やらかした!!」 きなこだよ! そうだよ、きなこ! きなこだよ!? すっかり!サクッと!ぬるっと!ポキッと! 思い切り忘れてた…… まぁ・・・きなことの約束なんか、酒の前では無力に等しいってことだな。
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