クモ人間 seven

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クモ人間 seven

「あなたのお陰で、俺は親父を殺さずに済みました――」 「……」 「あなたは、誰?」 「……僕の名前は、クモ人間」 「クモ人間? ……ありがとう」  これで吹っ切れました。  俺は、高校を卒業したらこの街を出ます。最後にあなたに助けて貰い、俺は犯罪者にならずに済みました。本当に感謝しています――  え? ワタールがこの街を出る……? そんな、馬鹿な――
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