新学期

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……… …… 二人は校門を通り、クラス表が貼り出されている場所に来た。 「あぁ…」 「おおー」 対象的な二人の反応。 「私はBクラスだったけど、そっちは?」 「私もBクラスよ…。」 「なんか落ち込んでたみたいだけど、どうかしたの?」 「Aクラス狙ってたのよ。あなたは喜んでいるようだけど…」 「私は実技しか自信ないから」 「私は全体的に頑張って、特に魔法系に自信あったのよ…」 一通り落ち込んだ後は、長く息を吐いて顔を上げた。 「…まぁ、Aクラスはお金で入った見栄っ張り貴族がいるから、Bクラスでも良かった…事しないと、やってられないわ…」 やっぱり悔しそうに、言葉を漏らす。 「私はフレイヤ・スコフィールド。これから同じクラス、よろしく頼むわね」  
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