新学期

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「お姉ちゃん!?」 「お姉♪」 リエルとシエルはそれぞれ、驚きと喜びの声を上げ、それを聞いたフレイヤは二人と先生との関係に驚いた。 「二人とも、今の私は先生または教官だ。そして静かにしろ」 「はーい…」 パァンッ パァンッ! 先生こと“お姉ちゃん”は鞭で机を叩いて教室を静かにさせる ちなみにこの鞭は猫鞭という拷問用のモノで、乗馬用の鞭の先端に星形のような何かが付いている。 そのため机が少しエグれている。 「では、簡単に自己紹介をさせてもらう。私はリッサ・アイアングライブ。今日からこのクラスの担任だ。元々傭兵で、教える時はそのような仕様になる。担当は基礎戦闘だ。よろしく頼む。で、これからの流れだが…」 リッサ先生の説明の後、入学式、緒注意を済ませ、クラス全員の自己紹介に入った。 ………… …… クラスは26人で男子の数が女子より多く、まるっきりの平民というのはかなり少ない。(フレイヤはその少ない中の一人。) 種族は[ヒューマン]が一番多く[クラインズ]が二番目になり、それに[エルフ]が並び、 [ワービースト]がリエルを入れて二人となっている。 他のクラスはというと、比率はこれと同じ訳ではない。 例えばAクラスなら[ワービースト]はおらず、CからDにかけて多くなり、[エルフ]ならBとCに多い、などがある。 見栄っ張り貴族(種族の大抵が[クラインズ])が金の力でAクラス入りしてる他は、基本的に成績順にAからクラス分けされている。 種族的な面として [エルフ]≒[アンイール]>[クラインズ] >[ヒューマン]>[ワービースト] と魔法適正が低く、 身体能力は [ワービースト]>[アンイール]≧[ヒューマン] >[クラインズ]≒[エルフ] となっている。 また、学園全体としての[ワービースト]は少なく、理由としては勉強しなくても高い身体能力で職に困らない、というのがあったりする。  
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