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自己紹介等の後は最初の試験とも言える、魔力測定、及び身体能力測定。
Bクラスの番だと呼び出しがかかり、講堂に集まった。
「私は魔法適正には少し自信があるのよ」
「私は自信ないなぁ…」
「サボりたいなぁ…」
密かにやる気を燃やすフレイヤとは対称的に、明らかにリエルとシエルは乗り気ではない。
そんな中、フレイヤに順番が回ってきて、最大魔力値(RPGで言うMP)、適性魔法属性を測定するために、水晶玉に手を乗せる。
その判定が最大魔力値402,400で属性が水と地の二つ。
「魔力値が高めで、適性が二つ。英雄クラスには及ばないけど、なかなか珍しいみたいよ」
続くリエルは魔力値37,500、適性は無。
「数値上、一般人平均の5~6倍だけど、魔法戦闘できる程じゃないよねぇ…」
無属性は自分の魔力を相手にぶつける他に使い道がない属性で、魔力値と高い適性などの才能があれば魔力を使ったバリアを展開できる。
ただしリエルは、種族的な面を含む魔法の才能は皆無といってもいい。
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