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そしてシエルの番、彼女は何とかやらないで済ませようと、検査のために来た先生を説得しようとしたが、早くやれ、と一蹴される
ため息を吐きながら検査をはじめ、結果が出るとシエルの周りで、おお、と驚き混じりの歓声が短く上がった。
「え、歓声?何があったの?」
リエルには何故かわかっていたため、隣でどんな結果か気になってソワソワしているフレイヤに教える事にした。
「シエルはね、魔力値が3,000,000オーバー、属性は火と闇と破壊。魔法特化型を突き抜けた存在だよ」
「3つ…。しかもレア属性付きって、自信なくすわ…」
「あー、うん。言っておくけど、私は特別だから。才能とか努力とかそーいうモノじゃないヤツで」
「何それ?」
「今はまだ内緒。私はまだ貴女を信用してない。これから付き合ってたら、そのうちポロっというよ?」
多分ね、イタズラっぽく笑いながらそう付け足し、次の教室に向かった。
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