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「あくまでこれは一例だから、自分で創ったのは自分で使い道を考えるよーに」
そう言って、クラス全員に練魔石を配布していく。
リエル達も受け取り、若干の緊張と一緒にその両手に収めていた。
…シエルは別にそうでもないようだが。
「なんか、緊張するね?」
「そうね…。どんな武器になるのかしら?」
「んじゃ、早速やるね?」
えい、と緊張感もなくシエルは魔力を流す。
「出来あがった魔武器には名前を付けてやってねー。そこで能力がわかるはずだから」
魔力を流す途中で、思い出したようにリッサ先生は説明を付け足した。
リエルとフレイヤの二人は、そちらに気を取られて、シエルが創った魔武器を見る事が出来なかった。
見せて、と言ったところ…
「名前と能力は、後で同時に見せあおうか?」
と、言われて、気になる二人は早く魔武器を創る事にした。
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