偶像

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偶像

花が咲いたら散って、 また咲いてそして散る。 泣きたくても泣かなくて 笑いたくても笑わないんじゃない。 本当に辛かったら泣けなくて、笑えないんだ。 雨が降って、周りが真っ暗になっても、 いつかきっと晴れる時がくる。 「ひとりぼっち」ってなんだろうね。 寂しい。悲しい。怖い。辛い。嫌い。大嫌い。憎悪...みたいに嫌われがちな言葉だらけだね。 私って誰なんだろうね。 人ってそういうものなのかな。 私ってそういうものなんだろうね。 痛い、痛い。もうやめて。 笑顔でいるあなたを見てるのがとても痛いの。 貴方は人なのでしょうか。 人を脅し、傷つけ、影で私の愚痴を言っている貴方は本当に人なのでしょうか。 「おはよう」 私はまた目覚めたんだな。 何もかもから目を背け続けた私は生きているんだな。 夜になったな。 後悔はないよ。 もう二度と 「おはよう」 って言わないためにね。 この世に産まれてきた貴方へ。 無理して生きなくてもいい。 無理して笑わなくてもいい。 この世からいなくなりたければ、いなくなってもいい。 「生きろ」何様なんだよ。 命は重い。とっても重い。 でもそれは、貴方の命だ。 捨ててしまっても、いい。 「命を勝手に捨てるな」 その言葉で救われた人は沢山いる。 その言葉で、無理して生きているなら、捨ててしまった方が、楽になれると思う。 私は生きている。貴方も生きている。  言葉だって、声だってある。 幸せだ。私も貴方も幸せなんだろう。 本当はどうなのか分からなくても。 だから、何もかも投げたしてもいい。 それまでは、最後まで生きて下さい。 生きろ、この言葉で私も救われたかったな。
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