大蛇の吐息

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小さな古家の中は拡張魔術が施されているのか、建屋の見た目とは反して、広く、まるで、何処かの貴族屋敷のような作りをしていた。 吹き抜ける背の高い天井と、正面にある左右に分かれた螺旋階段、その階段を上がるジョーカーについていくと、右側に向かい、その先には、広い廊下があり、ズラリと扉が並んでいる。廊下の直ぐの扉を開けたジョーカーに即され同じように潜れば、其処は、談話室のようだった。シンプルで上品な調度品と中央にあるソファーがある。 向かい合わせのソファーの上座に腰掛けたジョーカーは、備え付け机の上にあるベルを鳴らした。それを横目に反対側のソファーにドカリと腰掛ければ、ジョーカーは、魔術で、ふざけたお面を脱ぎ目元のみのシンプルな仮面を身につけた。 「さて、マリーアンナからの依頼は、君がヤバイ状況化に陥った時に助け、囲み、傷を癒せ。だったんだけど。僕、情報屋なのにさ、有無を言わさず料金置いてくもんだから、一応その依頼は受理しといたんだよ。ついでだから、二つくらい上乗せで、君から依頼を聞いても良いよ。マリーアンナからは、かなりの大金を頂いている。等価交換が信条な僕だからね。気持ち悪かったんだ、報酬を貰い過ぎだとね。」 メイドらしき者が、冷えた飲み物を机に並べ、ついでに、軽食を並べた所で、ジョーカーは口を開いた。 「上乗せ二つとはどの範囲を言ってる?」 遠慮なく軽食にかぶり付き問いただせは、ジョーカーは、ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべた。 「あぁ、いいね、いいね。君って、必ず、言葉の裏を読むもんねぇ。僕、お客様として、君の事は嫌いじゃないんだ!!」 機嫌良さげに軽食に手を伸ばしたジョーカーを見つめ、そう言えば……此奴の金髪は、ノワール大公家の本家の色味に近いな……と脳裏に浮かぶ。豪奢とも呼べるプラチナブロンドはノワール大公家に多い色彩である。トバイデン自身は、若干暗めのダークブロンドであり、瞳は、赤みが強い夕陽色の色彩を持つ。本家のものは碧眼か夕陽色が多い。 オーガナイザー大公家は、本家の多くが、ホワイトブロンドであり、稀に、淡いローズブロンドを持つ者が居る。瞳は、エメラルド系が多い。 同じ金髪でも違いがあるのは恐らく、属性に関わるのだろう。 現に、端系の者達には、本家とは違う色味を持つ者が居る。紅蓮とも呼べる色彩を持つ派手な男を思い浮かべ、トバイデンは食べ物を飲み込んだ。 「……結局どうなんだ?」 飲み物に手を伸ばしそれを口にしながら問い掛ければ、ジョーカーは、コテンと首を傾げた。 「そうだな……君が数年前に僕から買った裏市場の市場規模やその場所。それと同等の事なら受けれるよ。マリーアンナから頂いた報酬は、ん〜〜〜。ヴィゾーヴニルの尾羽・ドラゴンスケイル・バナシーア・フラギストン・エルダーの果実。なんだけど…コレ、売り出したら幾らになるか解る??」 ジョーカーが並び立てた品物は、ほぼ伝説級に近い商品ばかりで、ヒクリと頬が引き攣った。 トバイデンの反応に、満足したらしいジョーカーは、席を立ち、隣の部屋に向かって行く。 マリーアンナは、一体どうやって、そんな品物を手に入れたんだ……?と首を捻り、ダンジョンの深層に潜って、高笑いを上げながら、魔物達を倒してる姿を思い出して苦笑いが漏れた。 あぁ……そうだった。アイツは、完璧な皇帝妃を演じ周りに対し完璧に偽り、家族すら騙し、ストレス発散に暴れ回っていた。アレは、女狐だったとトバイデンは確信してる。 少しして戻ってきたジョーカーの手には二つのグラスと美酒で有名なパメグライトの常圧蒸留酒、魔黒龍。だ。パナメグライトと果実の赤味が血を思わせ、強いアルコール度数が、龍を思わせる。そんな謳い文句を掲げる美酒は、レコント山脈に隠れ住む兎人族達が作り出す酒であり、流通は限り無く少ない。 「ほ〜。随分と珍しい酒を持つ。」 ソファーに腰掛け鼻歌混じりで酒を注いでるジョーカーに声を掛ければ、ジョーカーはグラスを一つ差し出し笑った。 「君の素晴らしき演技に乾杯!!!」 口元しか見えないがおそらく素晴らしき笑顔と共に嫌味を言われ、グラスを合わせながらトバイデンは苦笑いを浮かべた。 「一回死んでこいジョーカー。」 グイっと口に含めば、カッとくるアルコールが喉を焼きながら流れ入る感じは、流石火の酒とも呼ばれる美酒だ。一瞬で血の巡りが良くなり身体から力が抜ける感覚を覚え、その気持ち良さに息が漏れ素直な感想が漏れた。 「美味いな。」 「でしょう?君の完璧なシナリオがほぼ完結を迎えそうだからね。お祝いだよ。コレ、大蛇から貰ったんだ。」 明るい口調で出された比喩に、トバイデンは酒を楽しみながら片眉を吊り上げた。大蛇の小間使い達は丁重にお帰り頂いたはず……見落としがあったか?内心舌打ちをかまし、先々にすべき事を思い浮かべる。 「……お前、何処まで知ってんだ?」 「気になるのそこぉ??そうだな……君が、奥様関連でチマチマと罠を貼ってたら、可愛らしい悪魔の子に、網をすり抜けられ、気付いたら、色々、周りに湧きすぎて雁字搦めになって、どうせ動けないなら全部炙り出しちまぇって、態とらしい演技で純朴なるハノイ君を騙して、悪魔の子を刺激し、ついでに、お馬鹿領主と市長を刺激し、裏ギルドを刺激し、闇帝の故郷を刺激し、小龍のペットの狼達に、態と情報を掴ませ、獣人族を刺激し、狂研究者の縁者を刺激して、海の女王を呼び込んだ位だな。良く働くよね君。それくらいだよ僕が解ってるのは。」 「ほぼ、全部じゃねぇか。素晴らしい情報収集能力だな。」 ウンザリしながらグラスの酒を飲み干し、摘みを口に放り投げる。何処から情報を得てるのか解らんが、相変わらずジョーカーは、此方の情報を正確に把握してる。侮れないな……と感心しながらも、それでも、もう一つの事は、流石に掴めてないらしい事に、内心安堵していた。それよりも…… 「……大蛇も客なのか?」 勝手に魔黒龍の瓶を掴みグラスに注げながら問い掛ければ、ジョーカーは、グラスで口元を隠しクスクスと嗤った。 「あぁ。お客様だね。アレには、少し用があったんだ。」 「俺の情報は幾らなんだ?」 口元からグラスを離したジョーカーはニヤリと片方の口角を吊り上げ嗤う。 「大蛇関連情報と君関連情報はほぼ同額さ。」 愉快犯らしい笑みを浮かべるジョーカーから視線をテーブルに戻し、ドライフルーツに手を伸ばしそれを口に放り投げ噛み締めながら考える。大蛇関連情報と同等……ねぇ。成る程、道理で、人の隠れ家を勝手に見つけ、勝手にその情報を売った訳だ。ならば、他の隠れ家も彼方に筒抜けか。倍に上乗せし、此方の情報を秘匿する様に依頼しても良いが……。緩やかに上がる口角が、それを拒否する。楽しい愉しい遊び相手である大蛇には、まだ元気に、此方を見つめていて貰えねば困る。ドライフルーツを飲み込み、グラスを傾けジョーカーに視線を戻した。 「何を知って何を売ってんのか知らんが、お前も、大蛇の尻尾に踏み潰されんじゃねぇぞ。」 「おや?僕を心配してんの?」 「違う、詰まらんだろう?愉しく楽しくしっぽを振り回してくれてんだ。お前と云う、潤滑油が無くなったらやり甲斐が無くなる。」 トバイデンの言い分に、ジョーカーは、アハハと声を出して嗤った。 「あぁ…!!良いね、良いね!!君のそんな感じが僕は、気に入ってるんだ!!僕が潰されるなんてあり得ない!!遠回しに大蛇を沈めるなと牽制してくるんだもんなぁ。良いよ、僕は、中立に、平等に、金額分、公平に情報を流すさ!」 「そーしとけ。……因みに、上乗せ分は要らん。残りは、俺の娘につけといてくれ。」 「ふぅん?一応は気にしてるんだ。あんな簡単に餌にした癖に。」 「まぁな。お前に依頼する方法をアイツが識った時にな、上乗せ分でまけてやれ。」 「良いよ。娘の安否は聞かないの?」 あっさりと了承したジョーカーは、酒瓶を傾げグラスに注ぎながら聴いてくる。 「いまさらだろ。……それに俺の華は、娘を護る必ずな。」 「うわぁ……ノロケ……寒気がする。あぁ……華と云えば……枯れない華の事は?」 ウェっと舌を出したジョーカーがふと思い出し様に呟いた事柄に、トバイデンは視線をそっと横に流した。……今回は黒狼隊でもトリスタンの部隊が動いていると耳にした。ならば、アレは無事には済まないだろう。 「なんだ、君、想像ついてるんだぁ。ほんとさぁ君も情報屋が出来るんじゃない?」 苦笑いと共に呟き、グラスを煽るジョーカーを尻目に、トバイデンは、自身の妻の姿を脳裏に思い浮かべ、形なりにも黙祷を捧げた。彼女と過ごした時間に愛は無かったが、それでも、娘を産み出してくれた事には感謝してる。自分は子供など作る気など無かったから。そこまで思い、外に居る我が子を思う。あの子の誕生は色々と曰くがある。あの幼き皇女がそれに気付いたなら、彼女は、聖女の奇跡の本質を見抜けるだろう。なんにしろ…… 「……湯浴み。」 酒を飲み干し、ジョーカーに告げれば、彼は笑いながら侍女を呼び出した。 今は、マリーアンナの余計なお世話を享受して、疲労の濃い身体を休めねばならない。気持ちを切り替え、トバイデンは、客室に案内する侍女についていった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「はぁ??」 素っ頓狂な声で顔を顰め目の前の巨体を訝しげに見つめたオータムに対し、巨体を肩身狭そうに縮こめる虎人族達は、困った様にふさふさな眉を下げた。 「ワシらは、親方から人族をヤって来いと言われたが、めんど……イヤ……コイツが罠だと騒ぎ出し止めに入った、しかし、血の気が多い若い衆の部隊が人族の街に忍んだのだ。」 巨体の横に現れたのは同じ虎人族でも女性と思える身体付きをした者と鬼人族のヴリドと同じ位の身体付きをした年若いそうな虎人族だ。 二人は、此方を警戒しながら見つめつつも、先程現れた朱雀とヴリドが消えた事と、オータムの後で、精霊花の花畑で戯れるマリンテッタが気になるのかソワソワとしていた。 「親方って誰だ?」 「ここはラウラ高原地帯から北東にあるレコント山脈の山脈群が一つレプサン霊峰。」 精霊花に視線を向けたまま呟いたマリンテッタは、どっこいしょっと立ち上がりクルリと振り返るとニコリと笑った。 「レコント山脈は長い綴りになっていて、その先は、南西側には、トルビィネ寺院を有する巨大洞窟があるローシャ山脈に繋がるし、逆側には、まるで龍の頭の様に西から東に横たわるのはドラゴ山脈がある。 レプサン霊峰と呼ぶのは亜人族の間のみ。なぜ亜人族達に霊峰と呼ばれるか……簡単だ。失われし一族達が住み着いていた聖殿がある。お前達は、その一族と共に霊峰を護っていた一族の末裔だろ?」 確信持って告げるマリンテッタに、虎人族達が警戒を露わにし唸るのを、彼女は、肩をすくめ流した。 「私は、一応、そう、一応、遥か昔に精霊巫女を輩出していた一族の末裔でねぇ。末端も末端なんだけどね。あんたらの親方は、ちょいと知り合いなんだ。いや、私が知ってるヤツと変わってないならだけど。虎人族のウェパズだろ?」 彼女が出した名前に虎人族達はザワリと騒めきを上げた。オータムは大人しく成り行きを見つめ沈黙に徹する事にした。マリンテッタが現れた理由がなんと無く想像出来る。という事は、この人とトバイデン殿は繋がりがあるのか?熟考するオータムの前で話はどんどん進んでいく。どうやら虎人族達はマリンテッタを親方という人物の元に連れて行くらしい。ちゃっかりついていく事にしたオータムは、マリンテッタの後に侍る男の横にそれとなく移動した。寡黙な男は、オータムに対し一瞬眉を顰めたが、その後ただ黙ってマリンテッタについて行っている。じろじろ見るのもなぁ……と思いつつ、遠慮なくガッツリ見つめていた。 白い雪の様に白い髪に、紅いルビーの瞳、顔の作りも整った男は、どんなに不躾に見つめても反応を示さない。とゆうか、この色味は……どう考えても……。 「オータム。それ、私の可愛い配下。虐めたら……シメるよ。」 「ほー。マリン……燕を飼うようになったか。」 「はぁ??馬鹿がお前は!!それは配下、今、蝶々に夢中で、私に興味もない、可愛げのない配下だよ。」 若干切れながら振り返り言い切ったマリンテッタに対し、白髪の男は、その美しいルビーの瞳を細めた。 「マリンテッタが面倒を見ろと言った。」 「あぁ、言ったね!!私の住む屋敷から本宅に攫ってたじゃないか。」 「あれは、本宅の方がやり易いからだ。」 「へぇー。そうかいそうかい。今は巣に帰っちまってるから暇で着いて来た癖にか?逢える気がしたからだろ?」 ニヤニヤと揶揄い混じりに話すマリンテッタに、白髪の男は顔を顰めた。 「違う、無事に着いたと通信が来た。アイツが居るのは反対側、逢えるワケないだろ。」 「毎日連絡させてるもんねぇあんた。」 「悪いか。」 「いいや。良い傾向だと私は思ってるさ。」 柔らかく目を細め微笑ましそうに見つめてくるマリンテッタに、白髪の男はブスリと不満気に顔を顰め黙り込んだ。 二人のやり取りからして、とりあえず蝶々をこの白髪は、憎からず思っているとゆうか……結構執着してるよな……毎日連絡って……。恋人でもなければ夫婦でも無いのに、それってどうなのよ。若干、話に出てくる蝶々に同情しつつ、ドン引きしてる間に、着いた場所の正面には、鋭く天に向かって生えている様な巨大岩が連なり、樹々と岩により雲に隠され空が此方からは見えない。 「……ほう……コレは……凄いね。」 関心したように呟いたマリンテッタは、虎人族の後に続き岩場の間をスルスルと入って行くのを見届け、オータムは、その場に待機する事にした。自分が入るのは違う……そう本能で感じた為の行動だった。 「へぇー。アンタ、ちゃんと弁えてんだね。」 感じ入るように言われ其方を横目に見てからオータムは息を吐き出した。 「お前もな。……アンタ、プジャールのだろ?」 「……知ってどうする?」 「イヤ……俺さ…半鬼人なワケよ。だから人族の世界では弾かれんだ。……アンタも苦労したんだろうな……とな。」 「……お前の後方の奴らもハーフだろ?仲間が居るじゃないか。」 「あぁ。俺ら弾かれたモン同士だからな。」 「……お前……姫様んとこのだろ。」 「おお。…ん?なんで知ってんだ。」 「マリンテッタが言ってた。」 「そうか。……まぁ、コレも縁だ。なんかあれば言え、俺の仲間はザガン諸島にも居るからな。」 「……ドリスタ人は、皆、お人好しだな。」 「どうだろうな。お前は、マリンの加護下に居るんだろ?だからかな。」 「マリンテッタか。」 「あ……その辺なんてゆうか説明が難しいんだよな……兎に角、ザガン諸島ら辺や帝国周辺でなんかあれば力になる。」 「……あぁ、魔導姫の事があるからか。」 「まぁ、とも云うな。」 互いに気安い雰囲気で話してはいるが、なんとも白々しい感じがしなくも無い。気まずい感覚を持て余しながら、ボンヤリと巨大な岩壁を見つめてるオータムに、隣の男がポツリと呟いた。 「……マムシ酒が呑みたいらしい。」 いきなりの言葉に、オータムは軽く首を捻る。マムシ酒……ね。マムシ…マムシ…アレは要するに蛇だよな……。 「最近、マリンテッタの縄張りを荒らすらしい。」 ぼんやりと蛇の種類を思い浮かべ、追加された一言に、オータムはピクリと頬をひくつかせた。 「海の女王の縄張りを??コクトウ諸島群からザガン諸島までか?」 オータムの問いかけに男は、深く頷く。 「色々物騒なユーラシア大陸に合わせたように、湧き出るからそろそろ酒にするか……と言っていた。」 そこまで聞いて、オータムは、ホルスの分身から得た情報を脳裏に浮かべ、チッと小さく舌打ちをした。蛇は蛇でも大蛇の事かよ。 「……いや、流石にマリンでも厳しいだろ。」 「あぁ。俺もそう思う、だから、蝶々に、早く帰って欲しい。預かり物がテリトリーに居れば、マリンテッタも動きをほんの少し自制する。だから、魔導姫には感謝してる。」 「目が逸れるからか?」 「それもあるが……魔導姫は苛烈だ。マリンテッタと気が合いそうだ。きっと魔導姫と一緒に騒ぐのが楽しい筈だ。コウトウ諸島群は、ブリタニカ伯爵夫人の部隊が最近活発に動いてる。蛇も一度引くだろと思う。バルジス殿も居るし、あの御仁もなかなか苛烈だ。」 「心配してんだなマリンの事。」 「あぁ。命の恩人だからな。」 ふっと柔らかく微笑む男に、オータムも微笑み返した。ポツリポツリと会話を繋げた結果、男は、己の出世については何も言わないが、オータムは恐らく正解に近いだろう予測はついた。ついたが、だからといって、それを本人に問いただす気にはならなかった。 幸か不幸か、オータムの主人も、一度、皇族に捨てられた過去を持つ。悪友と言える闇帝も、なかなかハードに王家から捨てられた過去を持つ。更に言えば、魔導姫とて、存在を秘匿され忘れさられた姫だ。だから、その身に起きた不幸を、解ってやれるとは言えないが、廃太子として捨てられただろう男に、それを問いただす気にはならなかった。 「……ありがとう。」 そして、マリンテッタが岩の隙間から姿を現した時、不意に感謝されても……非常に、面映い気持ちになるだけだった。
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