お前、結婚するんだぞ

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 そのあと、スーパーの中で葉山と出会ったので、また、なんとなく捕獲してきてしまう。  一緒に並んで料理を作っていると、葉山はチャトランに足を舐められ、 「なんかやるから、あっち行ってろっ」 と叫んでいた。 「もう慣れてきたのかと思っていたが」 と遥久が言うと、 「側に来たり、触って来たりしなければ大丈夫です。  あと、目が合わなければ――」 と葉山は言う。 「いや、それ、なにも大丈夫じゃないだろう」 と言ったあとで、ふっ、と笑うと、 「なんなんですか。  勝ち誇ったように」 と葉山が言ってきた。 「お前は洸とは暮らせないよな」 「……チャトランを檻に入れておけばいいじゃないですか」
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