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夜明けとこれからも
最初は、本当になんとも思ってなかった
いろいろなものを手に、隣のクラスから毎日、僕のところにやってくる彼女のことを
だから、キラキラした顔で、何度誘われても、その都度、なんとなく受け流してきた
いつからか、なんて覚えてない、気づいたら、それが日常だった
相手が、どんな気持ちになるかなんて、考えようともしなかった
けれど、僕は、いつからか、何度受け流しても諦めない、いつでも一生懸命な彼女を
おもしろいと思うようになった
明るくて、友達も多い彼女が、どうして僕なんかを選んだのか、知りたいと思った
だから、僕は、初めて誘いを受けた
泣きそうになったり、顔を真っ赤にしたり
それからの彼女は、コロコロ表情が変わって、みていて、楽しかった
からまわりして、慌てる姿を可愛いと思った
だから、また、どこか一緒にいこうよ
ああ、そんな顔しないでよ、追いかけてるのは、もう、キミだけじゃないんだから
充、どこなら、よろこんでくれるかな
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