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そんな地獄絵図の中ふと静寂が訪れました
その時どこから見ていたのか嬉しそうな顔を隠そうともせず博士が走り寄ってきて2人を抱きしめました、悪魔の様な笑顔を隠しながら
2人は尋ねます
『博士どうしたの?』
博士は2人に向き合いながら答えます
「2人が無事でよかった
ちゃんと悪者をやっつけることが出来たんだな、偉いぞ!!」
またいつもの2人の幸せである、ご褒美の時間がやって来ました
撫でながら博士は2人に言います
「今日は大変だったろう、シャワーを浴びて今日は休むのがいいだろう」
博士は先に部屋へ帰ってしまいました
2人は博士の手の温もりを忘れないように反芻しながら血と火薬と薬品の匂いが充満する部屋の中で確認するように話し始めました
『こんなに博士が喜んでくれるのならコレが僕達の存在意義(シアワセ)なんだね、ミチル』
『そうねチルチル、博士が喜んでくれるなら、またあの大きな手でいっぱい撫でて貰えるならコレが私達のシアワセ』
2人は同じ足で同じ1歩を踏み出しながら声を揃えて言ったのです
『博士の喜ぶ顔が見れるなら、それを守るために僕達(私達)はこれからも戦える
それが僕達(私達)の幸せの青い鳥』
踊るような足音を残しながら2人は部屋へ戻っていくのです
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