奏者SoujaとBeautiful_Sound

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『とりあえず、学年末テストまで様子を見て くれる事になりました。 応援、ありがとうございました。』 『いえ、よかったですね。 僕も、Beautiful_Soundさんに負けない ように勉強頑張ります。』 『なんでそんなに勉強しなきゃいけないん でしょう? 音大に行けば、音楽だけできるのかな?』 『そうかもしれませんが、音大に行くには、 勉強しないと行けませんよ。』 『そうなんですか? 実技ができれば、そこそこの頭でも 入れると思ってました。』 『私立の音大って、学費がすごく高いの、 知ってますか?』 『そうなんですか?』 『僕も、できれば音大に進みたいと思ってる んですが、両親に言ったら、そう 言われました。 他の学科に比べて、すごく高いらしいです。 だから、国公立の大学じゃないと音大は 行かせてやれないって。』 『そうなんですね。 じゃあ、うちもお金持ちじゃないから、 きっと同じ事言うだろうな。』 『国公立大学で音楽をやれるところは いくつもあるんですが、エレクトーンを やれるところは、1〜2校しかないんです。 ピアノは全部の音楽科にあるのに。』 『ええ〜!! ひどい ( ノД`)シクシク… 』 『だから、実技だけじゃなく、勉強も 頑張らないと音楽科にも行けません(>_<)』 奏者さんと毎日ツイッターを通していろんな話をする。 奏者さんは、すごくしっかりしていて、とてもたった一歳違いだとは思えない。 いろんな相談にも乗ってくれて、音楽だけじゃなくて、全てにおいて尊敬できる。 私にとって、親でも先生でも親友でもない、特別な人になっていった。
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