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プロローグ
「遂に遂に、俺はやったぞおおお。」
田中太郎正に平凡な名前に加え平凡な顔を持った男である。しかしその肉体は違った。
胸筋がとんでもないくらいに盛り上がり腹筋は見事なシックスパック、力こぶに関しては言うまでもない。正にボディービルダーのような肉体を持った男である。
そんな男が作っていた物は筋肉の友達。プロテインである。
プロテインは不味いと思われがち、世には日夜研究を重ねて美味しいプロテインを作る人たちがいる。太郎もその1人だ。元々筋肉をつけたくてプロテインを飲んでいた太郎だが太郎が当時飲んでいたプロテインはとても不味く飲めたものでは無かった。だが太郎はそれを延々と飲み続け夢のマッスルボディを手に入れた。
太郎はそんなマッスルボディを授けてくれたプロテインを世に布教しようと某有名プロテイン企業に就職した。
そんな彼が研究し続け遂に完成させたプロテイン。
究極の筋肉
砂糖味
何故砂糖?
理由は簡単、砂糖とは人間にとって慣れる必要の無い至高のスパイスだからである。
それに調味料の代わりにも使える優れもの。
「俺は遂にやったんだ。これで筋肉が筋肉が作れ………。」
彼はプロテインの飲み過ぎであることを忘れていたそれは脳に糖分を送ることだ。
田中 太郎死去
死因 栄養失調(糖分の足りなさすぎによる脳死)
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