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目が覚めたら
太郎は布団で目を覚ました。
「知ってる天井だ。」
そうこれは太郎の田舎にある母の実家と同じく梁がそのまま見える天井だった。
「って言うことは。」
家の中を駆け巡ると母の実家の内装と全く同じだった。
「なんかメッセージかなんか無いのか?」
家の中の隅々まで探してみるがそんなものは無かった。
ふと太郎は思いつき外に出る。
外には石畳で作られた街道が広がっていた。太郎は驚きこそしたものの目的の物を探す。
「あ、やっぱりここにある。」
田中 太郎宛
家についてだがお主の記憶から一番その町に馴染んでお主の住めるランクの奴を探した結果そうなった。
あとお主は今日からこの国の住民ということになっている。住民票は同封してある。
一応冒険者という職業があるがこれは準備をしておけよ。半分都会人のお主だそう易々と別世界の暮らしに変えられまい。家に井戸はついておるのでな。火は薪を買え。1ヶ月分の生活費は入れてある。
では汝に良き人生を。
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