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例2:青○ブ○○ク
ネタバレになるのでタイトルを伏せました。
手塚治虫先生が原作を書いたあるアニメ作品(3クール、39話)で、こちらは夢オチになります。が、ふしぎの国のアリスみたいな真性の夢オチとはちょっと違うんですよね。
主人公が一緒に冒険していた仲間達は夢の世界の存在なんですが、ラストシーンで彼等は主人公にその事実を告げて別れをするんです。
また、目を覚まして童話作家である父親にその話をすると「(臆病だったお前が成長しているなんて)もしかしたら夢ではなかったのかもしれない」と言って、父は自分の書いた本を見せます。
なんと、そこには共に旅をしてきた仲間達が描かれているんです。元々その本を知っていたら驚かないと思うので、主人公は知らなかったと私は思っています。
それに、物語の冒頭と比べると主人公は明確に成長しているんですね。だから、何らかの形であの夢の世界は存在してたのだと思います。父親もその関係でアイディアを得て作品を書いたのかもしれません。
こんな感じで、視聴者に希望を持たせるエンディングなら夢オチもありです。この作品はこのラストあっての名作だと思います。
――さて、やらない方がいいことは以上です。
繰り返しますが、これらは読者に長い時間我々の作品に付き合ってもらうことが前提の『長編作品』についてです。
短編は基本的に禁忌はないです。心の赴くままめちゃくちゃに書いても許される。それが短編です。
試してみたい実験的表現、壮絶バッドエンド、それらは全て短編でやりましょう。短いのでキャラにも世界観にもこだわりありませんから、読者も怒らないで大目に見てくれます。
◇
ここまで長々と読んで頂きありがとうございました。
少しは参考になりましたでしょうか?
皆様の一助となれば幸いです。
それで、良かったらうちの作品も読んでってください(笑)
短編多いし、ブラックなネタは多分あらすじとかタグにブラックって付いてます。
起承転結を強く意識してるので、恋愛物以外は基本的にオチの読めない作品になっていると思います。
恋愛物はあまり捻り過ぎるものではないと思っているので、まあ予想通りの着地点にしていますが(笑)
名残惜しいですが、また皆様とどこかでお会いできたら幸いです。
それでは、良い創作ライフを!!
御健闘をお祈りします。
さようならー!
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