0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕にはどうすればいいのかなんて分からなかった。
だから考えなんて回らなくて、体が先に動いてしまった。
でも僕って弱いんだよね。
気付いたときには君の横で倒れていた。きっと僕の人生もここで終わり。でも君と一緒ならいいかな。
なんて覚悟したときに「やめなよ」っていう一言が聞こえた。目を開けることすら苦しかったけど、それでも力の限り開いて。
この目に映ったのは小さな女の子だった。
その子は小さいながらも僕なんかより強くて…かっこよかった。
少し押されてても負けず、その強さに他の人たちはどこかに行ってしまった。
少女は僕と君を連れて建物…きっと少女のおうちに連れていかれた。
最初のコメントを投稿しよう!