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少女の家
僕は君を見て、もう君には息が残ってないって思った。
せめて君を看取ろうと思っていた。
だから君をどこかへ連れて行こうとした少女を睨みつけた。
何でなにもしなかったかって?
だってもうボロボロで動けなかったから。
だから僕は少女を睨んで…
少女は僕が睨んでいることに気付いたのか、僕に向かって『大丈夫だから』と、そう言って僕の見えないところに行った。
僕は君が連れて行かれたことが悔しくて、それでももう体力の限界だった。
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