貴方だけは、

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最初瞳にその姿を捉えた時、私は動きを止めてしまったわ。 …そう。 予想を遥かに上回る、外見をしていたから。 あの日、私と貴方の関係は目まぐるしく変化したわね。よく、覚えている。 私は、彼を好きでいてはいけなくなったの。 いわゆる、禁断の恋。 初めて会ったその日、私は貴方をすぐ見失ってしまったわ。 貴方は切なそうに私のほうを振り返って数秒止まった後……早足で、どこかへ去って行ってしまった。 あれから私は、いろんな所を必死で探し回った。けれど…当たり前のように、貴方は忽然と姿を消していた。 それから何年経ったのでしょう。 私は今、立派に一人暮らしをしています。 貴方は…どこにいますか? あぁ、そろそろ…貴方と出会った季節になるわね。いや、もう…出会う時がすぐ来るんじゃないかしら。
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