エピローグ

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エピローグ

2月いっぱいでデンタを退職し、わたしが借りてる賃貸マンションから創司くんの分譲マンションに引っ越した。 そして、創司くんと3月10日にフランスのパリに向かった。 パリで初めてお会いする創司くんの御両親は気さくな人でわたしと創司くんの結婚を祝福してくれた。 パリの街並みはとても美しく、アドベンティスト教会での結婚式はロマンチックで白いタキシードを着た創司くんはかっこよくて、わたしと創司くんと双方の両親のみで挙げたから気を使う事もなくよい思い出になった。 創司くんが有給を使って10連休をとったからフランスだけでなくイタリアとドイツにも足を運ぶ事にした。 でも……、 「結婚式も挙げた事だし、俺、年齢的にそろそろ子供が欲しいんだけどダメかな? 子作りも体力的にそろそろきつくなるし……」 わたしより7歳年上で35歳の創司くんがハネムーンベイビーを作りたいと言い出した。 インターネットでゴムの箱を30箱も月に1回大人買いするぐらい消費してるのに、そろそろ限界だと言い出した。 計画的になのか、旅行バックにゴムを3箱しか入れてなく、結婚式の前夜には使い切り、結婚式を無事に終えた日の夜から創司くんに言いくるめられ、子作りを解禁した。 トミタに転職して仕事に慣れてから子供を産みたかったけれど、創司くんがわたしとの子を最低3人持ちたいと熱望するから子作りを解禁した。 「ハネムーンベービーできるかな?」 「できたらいいね」 新婚旅行、観光よりも各地で泊まるお城のような西洋のホテルでの子作りに励んでいたわたしと創司くん。 ハネムーンベイビーはできなかったけれどロマンチックな濃厚な夜を過ごす事ができた。
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