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2.父親からのお返事
私のお部屋の扉がノックされる。
「はい」
「お父さんだ」
「どうぞ、入って」
お父さんは私のお部屋に入ってくる。
「お返事をいいきたの前に言う事がある」
「お父さん何?」
「決して後悔はしないな?」
「うん、後悔はしない」
お父さんは意を決して言おうとしている。
「まずは楓のお返事だ、承諾しよう」
「それってつまり恋人になってくれるの?」
「ああっ、そういうことだ」
「ありがとう、お父さん」
私はお父さんに抱きついた。
「それとこれからはお父さんではなくて海斗と呼びなさい」
「うん、わかった」
「楓は良い子だな」
海斗は私の頭を撫でてくれた。
私はとても嬉しかった。
これではれて恋人になれた。
これからどうしようかな。
海斗に聞いてみよう。
「海斗、何かしてほしいことがあるの?」
「そうだな、美味しい料理が食べたいな」
「うん、わかった」
私は準備をすると家で出て買い物に行った。
家の近くにスーパーがあるのでそこで買い物をすることにした。
何を作ろうかな。
その時。
「楓、置いていくとは何事だ」
「ごめんなさい、海斗」
私ってば舞い上がっているわ。
「楓、荷物持ちくらいさせてくれ」
「うん」
海斗が優しい。
告白してよかった。
買い物の続きしよっと。
まずはお野菜を買って、次にお肉を買って、最後にお魚かな。
これで大丈夫ね。
「海斗、会計に行きましょ」
「行こうか」
私と海斗は会計に行く事にした。
会計でお金を払うと買った物を袋に詰めていく。
詰め終わると海斗が全部持ってくれた。
「海斗、荷物ありがとう」
「気にするな、これも男のお仕事だ」
「うん」
優しすぎていいわ。
家に着くと私は料理を始める。
「海斗待っててね、すぐ終わらせるから」
「ゆっくりでいいぞ」
「うん」
私は材料を出して包丁で切っていく。
すべて切り終わると野菜とお肉を鍋に入れていく。
お魚は焼かないとだめね。
しばらくするとお魚は焼けてお鍋の方も完成した。
できた料理をテーブルに運ぶ。
「海斗できたよ」
「本当か、どれどれ」
「美味そうじゃないか」
海斗は喜んでくれている。
「楓は食べるか」
「うん」
私と海斗は椅子に座るといただきますをして食べ始める。
「海斗、お味はどうかな?」
「楓、美味しいじゃないか」
「ありがとう」
海斗は美味そうにどんどん食べていく。
私も食べないとね。
本当に美味しい。
私もここまでできるとは思ってなかった。
これだけできれば問題ないわ。
次も料理頑張ろっと。
「楓、美味しかったぞ、ご馳走様」
「うん、全部食べてくれてありがとう」
私は心の底から嬉しかった。
また美味しい料理を作ってあげないとね。
これからも恋人としてふさわしい事をしてあげたい。
その後、二人は幸せに暮らしていきました。
もちろん恋人として……。
父と子としても絆と信頼は出来上がっていた。
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