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瑛太は思う
俺は、みのりに、
俺がいない場所で酒を飲ませない。
そりゃ、危ないだろ?
あんな潤んだ瞳の、可愛い顔で見つめられたら。
あれから、俺たちは部屋を借りて、
一緒に住むようになった。
みのりの両親が、赴任先から自宅に帰って来たので、みのりは追い出された。
みのりが言うには、俺たちを見て新婚時代を思い出した両親が、みのりを邪魔にするからと言うが、実際は早く一緒に暮らしたがった俺の為に、みのりの両親が後押ししてくれた、というのが事実だな。
休日は、朝から晩まで一緒だ。
だって、約束だろ?
"ずっと一緒にいよう"って。
一緒に暮らすようになっても、俺の関心が無くなることなんて全くなく…。
今まで以上に、みのりが愛おしい。
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