勇気をください

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 ダメだ!こんなことじゃ… 強くならなきゃ! 美咲や成美ちゃんにも、応援してもらってるんだし。 ふと視線を戻すと、まだ瑛太が女性に何か言っている。 女性は瑛太に頭を下げてから、去って行った。 あー、なんだかホッとした。 「みのり 遅かったんだな、飲んでんのか?」 「うん、月曜日なのにね。」 と笑うと、瑛太もニヤリと笑って 「全くだ。」とひとこと。 「ねぇ、さっきの人は?」 「あぁ、知り合い…」 と素っ気ない。 だけ? それだけ? 私が納得できないでいることに気づいたのか、 苦笑いしながら、 「なんだよ、気になるのか?ほんとに、ただの知り合い。 スポーツジムの受け付けの子だよ。 名前覚えてないけど、家がこの辺らしい。」  そうだったのか。 安心するとともに、スポーツジムに行ってんのか〜!きっとそこでも、色気とか振りまいてるんだろうなぁ。 筋肉とか、見せちゃってるわけ? もはや、妄想は止まらず。 モヤモヤするこの感情の正体は…? 昔から瑛太が関わるとこうなるんだよ、私は。 今も高校生の頃も変わらないな。
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