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そして、意外にも、瑛太は真顔で言った。
「もう思春期でもないんだから、好きでもない女を抱けない。俺はこの先も、好きな女しか抱かないと決めてる。」
「瑛太、それって…」
それって私のこと?
展開が急過ぎて、頭が追いつかない。まだ心も、体の準備もできてないよ。
なんたって、恋は2年?もっと?振りなんだから!と、密かに混乱する。
「今すぐに、どうこうしようなんて、思ってないから安心しろ!」
ですよね・・・ホッ。
「慌てなくても、みのりはもう俺専用だからな。」
ニカッと笑ってる。
なんか私まで、顔がにやけちゃって…
「瑛太、瑛太も…私専用?」
「もちろん!」
こんな日が来るなんて、信じられない!
嬉しい、嬉し過ぎて胸がゾクゾクしてる。
きっと今、血圧は急上昇だよ。
自分自身の心臓の音が、こんなに大きいなんて初めて知った。
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