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少し、ウトウトしたところでインターホンが鳴った。
ドアを開けると、瑛太が買い物袋を持って入ってきた。
「いろいろ買って来たぞ〜!
晩めしには早過ぎるけど、食べようか?
昼はおにぎりだけだったから、腹減った。」
チキンとかピザとか、カロリー高そうなものばっかり!
だけど、おいしそう!
「見たら、急にお腹が空いた!食べよ〜。
お茶入れるね、ルイボスティーは?
嫌いだったね!じゃあ、ビール?」
「俺はビール。」
じゃ、私も。
ビールを2缶、冷蔵庫から取り出して
リビングテーブルに置いた。
「今日はどうもお疲れさまでした。」
「おう、みのりも疲れただろ?」
「ううん、大丈夫だよ、瑛太のおかげで早く片付いて助かった。ありがとうね!」
「あぁ、一人じゃ無理だな。おじさん居ないし。その後どう? 和幸おじさん。」
「うん、電話でお父さんとも話してるけど、元気だよー。病院のご飯が不味いって、駄々こねてるらしいよ。
リハビリもして、握力もだいぶ回復したらしいから、退院も近いんじゃないかな?」
「そうか!良かったな、大きな麻痺もなくて。」
「うん、ほんとに。
だけど、退院しても直ぐには復職しないらしいの。だから、もう少ししたらこの家に帰ってくるよ。しばらくは静養するみたいだから。」
「そうか、帰って来るの楽しみだな。」
両親が帰ってきたら、 瑛太とのこと話そうと思ってる。
お父さんとお母さん、何て言うかな?
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