第4章 わたしはわたしのもの

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第4章 わたしはわたしのもの

「…すごいな、この子。いつものことながら」 プライベートの空間ならではの静謐さの中で、非日常的な逸るような息遣いが其処此処で弾んでいるのが生々しく聞き取れる。わたしは周囲を取り巻くその気配の方に意図して視線を向けないよう目を宙空に泳がせている。 …男たち数人の集団が。わたしのこの身体を見下ろしていることは、あえて確認しなくてもちゃんと承知してる。 ぐい、と両脚それぞれを掴んで外側に開かされた。手つきや力加減に違いがあって、右脚と左脚を各々別人の手が動かしたのが漠然とわかる。 あられもなく開かれた脚の間を、彼らの目が弄るように見つめるのがありありと伝わってきてわたしは抑えきれず息を弾ませた。 「…まだ何もされてないのに。男たちに裸にされて、ここ見られただけでもう興奮しちゃった?…指一本も触れられてないのに。こんなに濡れて、ひくひく動いてるよ…」 誰かの指がくい、とそこを押しひらく。意地悪な囁きにたまらず身を捩り、呻いた。 「あっ、あぁ…。ごめんなさい…」 「いいよ、謝らなくて。淫乱なのは生まれつきだから仕方ないもんね。大丈夫、俺たちがみんなでアイちゃんのこの身体、めちゃくちゃに悪戯してあげるからさ。…気持ちよさで頭飛ぶまでいっぱい、してあげる。…早く弄ってほしい?ここ」 焦らすようにつ、と指先でなぞられた。さっきの誰かの言葉通り、そこが既に完全に潤っていまにも溢れそうになってるのが自分でもわかった。生温く指の腹がぬる、と滑る。 反射的に全身がびくん、と波打ってしまった。 「あっあん、…やぁん…」 「もう腰、動き出した。早いな、反応。でもまだまだだよ、始まったばっかだからな。…そう簡単には。満足させてあげないよ、このエッチな身体…」 「何でだよ、もっと弄りたいよ。みんなで指でも何でも突っ込んでぐちゃぐちゃにしてさっさと蕩かせて、早く交替で挿れようぜ」 慣れてない人がこの場にいるらしい。もう既に興奮で頭に血が昇ってもどかしい思いなのに違いない。聞き覚えのないこともない声がその逸る気持ちを宥めるようにややのんびりと響いた。 「まあ、せっかくだから。時間も充分あるし、急ぐことないよ。この子も合意の上でのことなんだから、焦んなくても逃げ出したり抵抗したりしない。それより、じっくり焦らして悦ばせてあげないと…。この子の身体はこれが大好きなんだよ。たくさんの男に見られて弄られて、次々めちゃくちゃに何度も貪られるのがさ」 誰かの手がわたしの胸の先を摘んで柔らかく揉む。全身既に敏感になって切なく待ちわびてるから。こんなことされたら、…とてもじゃないけど。平静じゃいられない…。 「あっ、うぅん、もぉ」 「ほら、これだけでもうこんな。これが好きでたまんないんだよ。こんなにエッチ大好きな淫乱な女の子、そうそうその辺にいるもんじゃないんだから。大事に可愛がって、これからもこれやりたい、男たちに抱かれまくりたいって実感させてあげないと。…いっぱい焦らして何回も何回もみんなでいかせて、これなしじゃ生きられない身体に仕上げていかないといけないんだよ。そうじゃなきゃ、俺たちもこれをずっと愉しみ続けていられなくなるだろ」 口調は優しいのに、喋ってる男が不意にやや荒っぽい手つきでぐい、とわたしの脚を掴んで頭の横に持ち上げた。誰かが反対側の脚も同じように上にあげる。腰を上げさせられて、目の前に自分の恥ずかしいところが見せつけられるように露わに開かれた。…すごい、感じてるみたい、わたしのここ。 まだほとんど何もされてないのに。 男の指がそこを見ることを強いるようにひくつく部分を押し開く。 「アイちゃん。…自分のここ、ちゃんと眺めて観察したことある?男たちに弄られて突っ込まれてるとこ、しっかりこの目で見たことないよな。今日は君のエッチな身体について、一緒にみんなで勉強しようか」 男たちの指が抑えきれないように餓えた動きでそこを思いおもいに弄り始めた。奥がびくびくと恥ずかしげもなく蠢き始める。喘いで腰を悶えさせるわたしに、意地悪な声が責めるように囁くのがぼんやりとのぼせた脳に響いた。 「この身体が、男たちに寄ってたかって悪戯されるのがどんなに大好物なのか。その目で直に確かめてみなよ。…そうだな、とりあえずずっとこうして脚抑えてるより。俺の手もアイちゃんのここ、みんなと一緒にぐちゃぐちゃにする方がいいよね。…確か縛られるともっと感じちゃう体質だったよな、変態アイちゃん?」 両脚をそれぞれ、耳の横に持ち上げられた手首と縛られた。恥ずかしいあられもない姿のまま身動きできなくなり、見せつけるように胸やそこをたくさんの手で悪戯されて。 「あぁ…、そんな。…だめぇ…」 身悶えて切ない声を振り絞ると、誰かがからかうような声をかけてくる。 「駄目とか、口ばっかだな。ここは全然そんなこと言ってないよ。こうされると、…ほら。どんどんもの欲しそうに広がって蕩けてくよ…」 わたしの目の前で、感じやすい部分をゆっくり捏ね回すように執拗に弄る。脚を閉じるどころか身体の向きを変えることも、顔を背けることもできない。自分のそこが硬く大きく膨らんで、切なくはち切れそうになっていくのをどうしようもなく感じながら切なさで身悶えした。 「はぁっ、いやぁん、そこばっかり…。意地悪…」 別の声が傍から感嘆する。 「すごい反応だな、あんなに大きく勃起させて…。女の子のここ、ここまで膨らむの初めて見たよ。さすが淫乱は違うな。…こんな恥ずかしいかっこで、男たちにここ弄られて。歓びすぎじゃない?…ほら、ここから。どっとエッチな液が溢れてきた…」 切なく埋められるのを求めてるところから、熱いものがつと下に流れ落ちるのが自分でもはっきりとわかる。男の指がそれを拭い取って入り口をねっとりとなぞるのを感じて、抑えきれず声を上げてびくびくと腰を痙攣させた。 「あっあぁ…、もぉ。焦らさないでぇ…」 「もう挿れて欲しいってこと?堪え性ないな。こんなに欲しそうにひくひく蠢かせて。男誘うの上手いな、アイちゃん」 「まぁ俺らも鬼じゃないからさ。ちょっとは中、埋めてあげようかな。…こうしてあげたら。何でも俺たちの言うこと聞く?」 指がぬぷ、と音を立ててそこに挿し入れられた。わたしは夢中で腰を遣い、それを出来るだけ奥まで迎え入れてなんとか味わおうとする。 「あっ、うぅんっ、いい。…もっと、いっぱい。…奥に、挿れてぇ…」 「ほんとに心底助平な子だな。見ろよ、このエロい表情。男に指挿れられて恥ずかしげもなく腰振っちゃって。…ああ、すげーまとわりつく、中。…たまんない…」 浮かされたように深くかき回し続ける男に影響されたのか、他の男たちも目線を吸い寄せられたように身を乗り出してそこに見入ってる。 「やばい、この腰つき。…美味しそうに味わってるな。でも指一本じゃ。絶対足りないだろ。もっといっぱいにして、満足させてやろうぜ…」 「みんなで挿れよう。…何本飲み込めるかな、アイちゃんのはしたないここ…」 「あぁっ、やぁんっ、…すごい…っ」 がくん、とのけぞった。二本目、三本目と次々指が挿入されていく。それぞれが中でわたしのいいところを探して弄る。…あぁ。 こんなのだめ。…おかしく、なっちゃう…。 「すごいな、四本入った。四人の男にいっぺんに指突っ込まれてあんなに夢中で腰遣っちゃって。ほんとにいやらしい女だな。…ああ、めっちゃ吸いつく。これ…」 中を無茶苦茶にかき回されて言葉もなくひくひくと喘ぐわたしに、誰かがうっとりと甘い声で囁いた。 「こんなに歓んであられもなく反応してくれると。こっちもたまんない、やる気出ちゃうな。…この子、恥ずかしい思いさせていやらしいことしてあげればあげるほど覿面に歓喜するから。男としてはもう、冥利に尽きるよ。…もっともっと、ど助平な顔させて。夢中で腰振って欲しがるまで昇りつめさせてあげようって。…つい頑張っちゃう」 「あ…っ、も。…やあ、…っ!」 中いっぱい押し込まれた指たちに思いおもいに荒々しく中を擦られて、もう限界。…我慢できなくてびくびくっ、と奥が勝手に痙攣して、指をきつく締め上げた。 ぐったりするわたしの口に誰かがそっとキスをする。 「…もういっちゃったの?まだ指だけだよ。これから本番なのに。…もっと、アイちゃんの大好きな。男の一番いいもの、中に欲しいんでしょ?」 他の男もいったばかりのそこから指を引き抜いて、すっかり破裂しそうに膨らみきった蕾を慰めるように揉みながら囁いた。 「アイちゃんの身体、こんなんじゃまだ全然足りないよな。もっと気絶するくらい奥代わるがわる突かれて、雌の獣みたいな雄叫び上げないとやった気がしないでしょ。…それに俺たちも。こんないやらしいものずっと見せつけられて。もういい加減、我慢の限界かも」 いったばかりでどこもかしこも感じやすくなってる身体。蕾を弄られ、両方の胸の先を別々の男に吸われてまた呆気なくびくびくといきそうになるのを制するように一人がわたしの恥ずかしい縛を解きながら、優しく言い聞かせた。 「今度は俺たちも。交替で一緒に気持ちよくさせてもらおうかな。…感じさせてよ、淫乱なアイちゃんのここで。たくさんの男なしじゃいられない、いけない女の子ってどんなもんなのかをみんなに見せつけて」
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