序章

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・・登山ボランティア連絡事務所・・ 敬三が目的地到着予定の時間をはるかに過ぎた頃、地元の警察と連携をしてる登山者の安否管理をしているボランティア団体の登山リストから、到着予定を過ぎた1人の人物がいる事に1人のボランティアが気づいた。  「この人だけ今日の到着予定の時間を数時間過ぎてるよ?」 「どれ?初心者の方かな??もう少しだけ待ってみようか。初心者の登山は到着予定時間を遅れるなんてよくあるしな。あと一時間だけ待って来なければ捜索願いかけよう。一応本人の携帯に連絡入れてみて!繋がりにくいとは思うけどね。」 敬三の登山計画書の控えから携帯へと連絡をするボランティア。しかし、電話を出る気配がなかった。ここで経験豊富なボランティアの人は嫌な気配を感じる。それは携帯に連絡をしたら電波が届かなければ仕方ないが、電波が届き呼び出しをしてても出なかったからだ。ボランティアの人は再度掛け直した。
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