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【贖罪】
いつだって一緒だ。
いつも、積み上げては積み上げて、
嗚呼、俺は、積み上げるのに時間が掛かってしまうから。
受け渡してしまえると、本当に、
本当に、思えるように成ると……
嗚呼こんな戯言だ。
喚いても仕方がない。
戯言なんだから、当たり前だ。
貴様が俺に受け渡した罪は、優しさと、親愛なる愛情で。
優しい言葉で。
だから、
お前には、「 」はされたくなく
涙が落ちると同時に、
俺の信頼なんて、そう戯言の様に…
本当はもっと信じられたのだろうか。
けれど、それは風にひらりと
揺らいで消えた。
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