プロローグ

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私は突然、目を覚ました。身体は汗でびっしょりだ。 私はベッドから起き上がると首を大きく振った。 また、いつもの夢だ。でもそれは私の記憶に存在しない内容だった。何故、こんな夢を度々見るのか……? 私は理解出来ないでいた。 時計を見ると午前五時を回った所だった。まだ普通の起床にはとても早い時間だが、私はそのままシャワーを浴びた。 汗を洗い流しながら、私は先程の夢を反芻していた。 あの夢で私を抱き締める大きな両腕……。私はそれをとても(いと)おしく感じていた……。 あの人はいったい誰なんだろう・・?
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