牡丹と月陰

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『んっぁ…清さ、ま…っ』 いつもよりもしつこく触れられ 甘噛みされて…身体が震えてくる。 …甘ったるい声が我慢できない 『ぁ…ぁ、あっ…ゃ』 …自身の身体に変化に戸惑い 思わず清の手を掴もうとしたら 逆に…掴み返されそのまま布団に押さえつけられた。いつもは逃げ道を作ってくれているのに…今日は許されなくて。 『……駄目だよ政』 身体ごと押さえ込まれ、敵わない…… 美しい清に男を感じてしまい嫌な筈なのに ……身体が熱くて 奥が甘く痺れてくる様に感じた。 清が俺の身体を起こしながら…自身も座り 俺を清に寄り掛からせる。 …背後からやんわりと抱きしめられて 乱れ、開かれた着物を肩まで下ろされ …耳元で 『私と貞成様に腹が立ったのだろう』 と囁かれた。 『…っ、違い、ます…あっ』 『嘘が下手だな…そうゆう所も可愛いよ』 そのまま清の指先が俺の下半身を撫で スッと…今まで触れられた事のない 俺のモノを柔らかく包み込んだ。 『あ、あっだ、め…っ清さ、ま…ッ…』 一度触れられただけなのに …既に達してしまった。 恥ずかしくて…何とも言えない気持ちが芽生える。荒い呼吸を整えていると 清が優しく俺を抱きしめた。 『風呂入ったら…今日は出掛けよう』 …濡れた瞳にそっと口付けられ 清を横から見つめると、いつもの優しい清に戻っていた。…胸の高鳴りが止まらない。
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