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「きゃっ!!」
二人で作ったお菓子は、無惨に地面に叩きつかれらた
「そこは、俺の場所なんだよ!!
唯一無二、イツキの横は、俺の席なんだよ!!
どけよ!!腐れブスが!!一回抱いたぐらいで調子のってんじゃねーぞ!!」
彼女もまた、カナデに抱かれていたのだ
イツキから離れさす為に
「そんな・・・ひどい」
彼女は、その場で泣き崩れてしまった
「カナデ。なんでそんなひどい事言うの
キスしたのは彼女が好きだったからじゃないの?
それにかわいいカナデがだいなしだよ」
イツキが言う通り純粋むくで頭をなでられるような愛嬌は、
今のカナデにはなかった
「ねーイッちゃん・・俺だけ見ててよ
俺だけの者になってよ
俺、嫌なんだよ
イッちゃんが俺以外と話すのも
身体に誰かが触れるのも
その・・・・その尊い手・・・俺を地獄から救い上げた手で
誰かを抱く日がくるのかと思うと心が張り裂けそうなんだよ
お願いだよ
俺を抱いてくれよ
もー我慢できないよ
もっと可愛くなるから、いつもみたいに僕って言うから
その大きな手で頭をなでてよ
イッちゃんに愛されるようなかわいいカナデでいるからさ
お願い・・・・イッちゃん」
すりよるカナデの頭を撫で無邪気な笑顔でイツキは、
カナデの顔がしっかり見えるように腰を曲げ
目を見ながらカナデにつぶやいた
「気持ちわる」
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