ぁんっ!

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勢いよく・・・という表現があっているのかどうかすらもうわからないぐらいの音を立てて、部屋のドアが開く。 「・・・・・朝から一発すんのやめろっ!!今日は大祭の前日なんだぞ!」 繋がったままの僕たちが向ける視線の先には、青筋がたっているであろう上野さんが鬼の形相でこちらを見ている。 後ろの隙間からヒョコっと顔を出している小春さんの手には安定のスマホが握られており、これ以上ない幸せな表情で物凄い速さで文字を打ち込んでいる様だった。―――安定の日常。これが我が家の普通になりつつあることが正直怖い。 「さっさと抜けっ!あ、まさか・・・ゴム無しでやりやがったなぁぁぁぁっ!  お前・・・・鬼畜だろうがぁぁぁっ!早く愛斗様を清めろ!!ボケっ!」 上野さんの言葉に、ニンマリとほほ笑む鶴城さん。この場面でそんな余裕の顔が出来る事が不思議でならない。これは完全に怒っていると思うのだが・・・ そして上野さんも中にたっぷりと出されている事に何故気がついのか不思議だ やっぱりなにかしらの超能力を持っているんじゃないかって疑ってしまう。 小春さんにいたっては、”中出し、生入れ、極上っと”などと呟きながらまた文字を打ち込み始めた。ここにはプライバシーとかいうものは存在しないのか? しかも僕の身体には見えてる範囲だけでも、ちりばめられた紅い証が花開いている。 「てっめぇ・・・・っ!こんなに痕つけやがって・・・!小春っ!なんとか  これを隠しなさい!いいね!!」 小春さんは上野さんからの支持をサムズアップで快諾し、でもスマホからまだ視線を外すことはなかった。僕としては早くこの2人が部屋から出て行ってくれないかなって思うだけだ。まだしっかりと繋がっている状態の僕たちは今から抜いてお風呂に入って、その・・・後処理等諸々を・・・・。 「ねー・・・上ちゃん?もう出て行ってくれない?いい加減にしないとわたし  の可愛い坊やがまた起き上がってしまいそうなんですけど・・・。こんな顔  の愛斗見てたら理性なんてポーイでしょ?」 そう、正直僕はメチャクチャ恥ずかしい。きっと今僕の顔は熟れたイチゴよりも真っ赤になっている事だろう。こんな現在進行形で繋がっている状態で普通に会話なんて出来る方がおかしいのだ。 鶴城さんに言われた上野兄妹はしぶしぶ部屋から出て行く。何故渋々なのかはよく理解できないが、漸く僕の中に突っ込まれっぱなしだった棒は抜かれた。 「ほら、ちょっと大きくなりかけてるじゃん。だから言ったんだよねー。」 抜かれた鶴城さんの棒を見ると、確かにムックりと起き始めていた。 本当についさっきあんなに沢山出したのに、こうも回復が早いのはどうかなってるとしか思えない。同じ男として、その差を目の当たりにしてしまうと何とも言えない虚しさのようなモノを感じてしまう。 行き場をなくした精が重力に従って、太腿へと流れ出て来る。この瞬間が僕は好きだったりする。だって、夢ではなく現実に彼と繋がったという証だから。 目で見えるものほど確実なものはない、たしかに見えないものも存在するのだろうけど、やっぱり説得力があるのは目に見える物。 「わっ・・・愛斗、お風呂いこっ、綺麗にしなきゃねー・・・。」 鶴城さんはそう言うと嬉しそうに僕を横抱きにして風呂場に向かう。恥ずかしながらお姫様抱っこをされながら僕はつい今まで鶴城さんの凶棒を咥えこんでいた場所を手でそっと抑える。なんせ、垂れてきてしまうのだから・・・・。 床を汚すわけにはいかないから、仕方なくいつもこうやっておさえるのだ。 はたから見たらきっと涙が出そうなぐらいに格好悪いだろうけど、背に腹は代えられぬ!!という思いだ。 「上野さん・・・メチャクチャ怒ってましたよ?どうするんですか?今日一日  真っ黒いオーラ全開になりそうな気がするんですけど・・・。」 僕の目下の心配事は上野さんのご機嫌だ、大祭前日から大祭中は僕たちは鶴城神社の方で過ごすことになっている。イチャイチャする時間なんてないだろうからって理由で、ここ数日はお尻がバカになるんじゃないかとおもうぐらいに行為を行っている。たった数日の事なのに、鶴城さんにとって、僕がすぐそばに居るのに何もできないなんて拷問だ!という事らしい。なんだかよくわからない理由だけども、彼にそう言われて僕としては悪い気分ではない。 むしろ、嬉しかったりする。ただ身体が付いて行かないだけ・・・。
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