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小さい頃、波打ち際の砂浜の上に立ち、波が足元の砂を持っていく感触が不思議で好きだった。足の裏に力を込めて、指でいくら抑えても砂は持っていかれた。一時間でも立っていられた。親は呆れて「危ないからもう行くよ」と言われたけど、足の裏の感触が不思議で動きたくなかったなぁ 多分だけど、今思えば、あの時の僕は波のエネルギーを足の裏で感じていて、それは地球のエネルギーだから、足の裏に地球を感じていたのかもなぁ なんて思ってしまいました。 大人になって、不意に思い出し試してみたけど、あの時の感触とは全然違っていた。 だから、やっぱり、子供の感性や、感覚はとても地球に近いのではないかと思うのです。
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