理由なんてどうでもよかった

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「そ・・・そこだめっ・・・」 何度もしつこく弄られるたびにがくがくと膝が震え立っていられなくなる。 鳴は、ぎゅっと千里にしがみつき「ごめんなさい」と壊れた人形のように繰り返し呟く。 そんな鳴を軽々と担ぎあげ玄関から一番近くにある部屋の扉を開ける。 そこは、真っ白な壁に覆われた窓ひとつない一室。 部屋の中央にはキングサイズとも呼べるような大きなベットとその横に小さなチェスターがあるだけの奇妙な部屋だ。 千里はベットに優しく鳴を降ろすと、 「声が枯れない程度に鳴くといいよ・・・」と舌なめずりをした。 鳴は逃げようとシーツを掴みベットの上部を目指し四つん這いになりながら進もうとする。 その様子を見ていた千里は、 「なーんだ鳴、今日はバックがいいんだ?」と他人事のようにぽつりと呟くと鳴の足から脱げかけたズボンと下着を剥ぎ取りチェスターから小さなボトルを取り出した。 ボトルの蓋を器用に片手で開け、鳴の窄みへ垂らす。 「っ・・・」 どろりと粘り気のある透明な液体が窄みから太ももへと伝う。 千里はボトルを閉めチェスターへと戻すと鳴の太ももに伝った液体を自身の指に絡めそのまま窄みへ指を突き刺した。 「んあっ・・・や・・・」 先程よりも滑りが良くなったそこは、すんなりと指を飲み込む。 1本・・・2本と指が増えいつの間にか3本も受け入れていた。 厭らしいことをしていると主張するかのように水音が二人だけの空間に響く。 「鳴、殺してあげるね」 千里は優しく呟くと指を引き抜き自身の逸物を窄みへ宛がうと一気に挿入した。 「んぅあぁぁぁー」 大きな異物が一気に鳴の中へと進んでいく。 痛みよりも異物感と無理矢理押し込められる恐怖が入りまじり叫びにも似た声をあげる。 奥の奥まで貫かれたような感覚にシーツをぎゅっと掴み耐える鳴。 その声に気づいたのか、リビングから足音が向かってくる。 「鳴っ、大丈夫?」 部屋の扉を開け二人の行為に気にも留めず駆け寄る奏(かなで)。 涙を浮かべる鳴の頭を撫で、「可愛そう」と呟く。 そんなこともお構いなしに動き始める千里。 「んぁ・・・や・・・あぁ・・・いや・・・かなちゃん・・・たすけ・・・」 必死に奏に助けを求める鳴。 「奏、手出しすんなよ!昨日散々犯ったんだからな」 腰をそれが抜けるギリギリまで引き、奥へと刺し込む。 排泄にも似た感覚から一気に異物が挿入される感覚に目の前がチカチカする。 「や・・・やら・・・もう壊れる・・・もうむり」 首を振り、シーツを強く握り与えられる快楽から逃れようとする鳴の細い腰を掴みがむしゃらに腰を振る。 「容赦ないね千里は・・・鳴が可哀想だ」 ベットに座り快楽に嘆く鳴の頭を撫でる奏。 「い・・・やら・・・まって・・・だめ・・・それだめ・・・」 いいところを強く刺激され今にもイキそうな鳴。 追い打ちをかけるように、 「中に出すからな。飲み込めよ鳴」 奥に注ぐように熱いものが鳴の中で弾けた。 「あ・・・あちゅい・・・ひぁあああああ」 それと同時に鳴のものから勢いよく白濁液が飛び散った。
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