真昼の雨

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真昼の雨

夏の雨に洗われた世界が 揺らめいている 新しい自分に戸惑うように 人だって 新しい靴を履いただけで 昨日までとは違う道を感じるよね 改まった それだけで 誰もが手探りになる 浴衣で現れた君に 一夜明けても戸惑ってる 化粧 髪型に 身につける服 それだけで 女の子は七変化するよね それはお互いさまよ 行く先々 それまでは知らなかった一面を 見せてくれるでしょう たとえば…… いくつもの僕を挙げる君 僕が見つけた『君』の数より 多い気がした 覚えてゆくから 覚えているから さよならをしても いつかどこかで会ったら 僕に気づいて すべてにある共通点を 君には気づいてほしい 僕にもわからない僕を つかまえて
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